2015年05月22日

農薬を撒きました

DSC_0086.JPG

ウチでは田植えの直前に、稲の大病「いもち病」の予防薬「オリゼメート」を散布します。

いもち病は、夏が低温多湿で日照不足の時に発生しやすい稲の病気で、発生すると稲の収穫量が半分以下になることもある深刻な病気です。

この「オリゼメート」という農薬は、そのいもち病に対する予防薬ですが、色々変わったところのある薬です。

まず第1に、オリゼメートの有効成分、プロベナゾ-ルには、いもち病菌を殺す作用はありません。
そのかわり、稲自身のいもち病菌への抵抗性を強めることでいもち病を防ぎます。

第2に、開発がなぜかお菓子で有名な明治製菓なんです。
(現在はMeiji Seika ファルマで別会社ですが、明治ホールディングスグループの一員です。)

第3に、プロベナゾールの分子構造が合成甘味料のサッカリンによく似ているんです。

どれだけよく似ているかというと・・・

Saccharin.png
↑これがサッカリン(サッカリン酸)

Probenazole.GIF
↑これがプロベナゾール
(※出典はいずれもWikipedia)

骨格がほぼ一緒なことはおわかりいただけるのではないでしょうか。

製菓会社が合成甘味料そっくりの農薬を作るなんて、何だか面白くありませんか?

ちなみに、私はプロベナゾールも甘いのかと思ってオリゼメートを舐めたことがあります。
残念ながら甘さは感じませんでした。



posted by くまのおっさん at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 水稲の栽培 | 更新情報をチェックする
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