7月2日 木曜日 曇り時々晴
今日は朝、直売所へ出荷に行った際に、少し珍しい果物を見つけた。
その名もジャボチカバ。
名前を聞くと、どこか南米の未確認生物チュパカブラを思い出してしまうが、れっきとした果物である。
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写真の通り、大きさも色もブドウによく似ている。
実は、私がジャボチカバを見るのは初めてではない。以前、町内のある場所で、幹に直接実をつけた不思議な大木を見つけたことがあった。調べてみると、それがジャボチカバだったのである。
町内に育っている木がある以上、誰かが栽培していても不思議ではない。そう思いながらも、実際に直売所に並んでいるのを見ると少し驚いた。
私は昔から新しいものや珍しいものに弱い。迷わず購入し、ついでに直売所の方へ「これ、どこで作られているんですか」と聞いてみた。
もちろん純粋な好奇心もあるが、もし簡単に育つのなら自分でも植えてみたいという下心もある。
ところが、その答えは意外だった。
なんと出品者は、私の園地と同じ集落の方だったのである。
考えてみれば、私の生まれ育った集落には昔から新しいもの好きや変わったもの好きが多かった。
珍しい作物を試したり、新しいことに挑戦したりする人が少なくなかった。そして、その好奇心の強さゆえに外の世界へ出ていった人も多かった。私の父もまた、そうした気質を持つ一人だった。
そう考えると、誰かがジャボチカバを育てて直売所へ出荷しているというのは、実に私たちの集落らしい話である。
午前中の仕事を終え、草刈りなどの作業が一段落してから、冷蔵庫で冷やしておいたジャボチカバを食べてみた。
果皮を割ると、中には半透明の果肉が入っている。
味は甘酸っぱく、ライチとブドウを合わせたような香りがある。南国の果物らしい華やかな風味だが、決してくどくはなく、暑い季節にはちょうど良い。
私は素直に美味しいと思った。
農作業を続けていると、毎日同じような仕事の繰り返しになることも多い。しかし、ときどきこうして思いがけない作物や新しい味に出会うことがある。
今日はジャボチカバという果物を知り、味わい、そして意外なところで自分の集落らしさを再発見した。
新しい美味しいものを一つ覚えることができた、なかなか良い一日だった。

