2026年07月31日

農薬散布

7月30日(木) 晴れ 猛暑

今日はオクラ畑で農薬(殺虫剤)の散布を行った。

ここ数日、収穫したオクラに虫食いが目立つようになってきた。原因はガの幼虫だ。見つけた幼虫はその場で取り除いているが、それだけでは被害を抑えきれない。品質の良いオクラを安定して出荷するため、安全に十分配慮したうえで殺虫剤を使用することにした。

農薬は決められた用法・用量を守ることが何よりも大切だ。さらに、散布してから収穫までには、定められた期間を必ず空けなければならない。

毎日収穫するオクラでは、この収穫待機期間の管理は少々手間がかかる。しかし、消費者の皆さんに安心して食べていただくためには、絶対に妥協できないルールである。

オクラは収穫が二日も遅れると、あっという間に大きくなりすぎて商品価値が下がってしまう。そのため当農園では畑を二つの区画に分け、片方ずつ交互に農薬を散布することで、収穫できない期間をできるだけ短くしている。

今回使用したのは「プレオ」という殺虫剤だ。

ガの仲間(鱗翅目)の幼虫には高い効果を発揮する一方で、クモなどの益虫への影響は比較的少ない。必要な害虫だけを抑え、畑の生態系への負担をできるだけ小さくすることを考えて選んでいる。

散布作業をしている最中、ふとエジプト王となったプトレマイオスのことを思い出した。

「プレオを撒いている」から「プレオマトス」、そして「プトレマイオス」へ――そんな、どうでもいいような連想ゲームである。

今日も気温は体温を超える危険な暑さだった。炎天下での農薬散布は、暑さにも薬剤にも注意を払わなければならない。アレクサンドロス大王に忠実に仕え、その慎重さで知られたプトレマイオス王にならい、私も一つ一つの作業を確認しながら、安全第一で一日を終えた。

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使用AI: ChatGPT
(註釈)
農薬は用法、用量を守って正しく使いましょう。

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2026年07月30日

旱魃との戦い

7月24日(金)~7月27日(月) 晴れ・猛暑

今月初めに梅雨が明けて以来、当地ではほとんど雨が降っていない。

連日の強い日差しと猛暑により、熱帯原産で比較的乾燥に強いオクラでさえ、葉がしおれてしまった。


天気予報を見ても、この先まとまった雨が降る可能性は低いという。

この畑は通常であれば水田として利用しているため、用水路から水を引くことができる。しかし今年は、その用水路さえ水量が大きく減り、場所によっては干上がりかけている状態だった。

そこで、ポンプを使った緊急の灌水を行うことにした。

今回実施したのは、畝と畝の間に大量の水を長時間流し続ける「畝間灌水」である。表面に軽く散水するだけでは、このような深刻な旱魃には十分な効果が期待できないため、土壌の深い部分までしっかりと水を浸透させる方法を選んだ。

この写真は、畝間へ水を流し始めてから約1時間後の様子である。徐々に水がオクラの根まで届き始め、しおれていた葉にも少しずつ張りが戻ってきた。

その効果は予想以上だった。

灌水前は、暑さと乾燥でぐったりとしていたオクラが――

わずか2時間後には、見違えるほど元気を取り戻した。

結局、この畑と隣の畑を合わせて4日間、ポンプをほぼフル稼働させ続け、何とかオクラを救うことができた。

一方で、隣の畑のトウモロコシは、残念ながら暑さと水不足に耐え切れず枯れてしまった。

農業は技術や努力だけではどうにもならないことがある。今年の猛暑は、その現実を改めて思い知らされる出来事だった。

それでも、できる限りの手を尽くし、作物を守り抜くことが農家の仕事である。今回元気を取り戻したオクラが、この先たくさんの実をつけてくれることを願いながら、明日も畑へ向かう。

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使用AI: ChatGPT
(註釈)
農業は自然には勝てません。できるのは対処することだけです。

English version here

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2026年07月19日

楽しみな収穫と残念な収穫

7月18日(土) 晴れ時々曇り

オクラの花が次々と咲いている。

来週からはいよいよ本格的な収穫が始まる予定だ。今年も忙しい季節になるが、その分楽しみでもある。

今年は試験的に、オクラの栽培方法を二つに分けて育てている。

その名も「伊賀流」と「甲賀流」。

もちろん忍者の流派から名前をお借りしただけで、本物の忍術ではない。

それぞれどのような栽培方法なのかは、今はまだ秘密にしておこうと思う。もう少し生育が進めば、見た目にも違いがはっきりしてくるはずだ。その時に改めて紹介したい。

実は私は、オクラを試験栽培していた頃から「甲賀流」で育ててきた。私の畑では、この方法のほうが相性が良いと感じている。

ただし、「甲賀流」にも病気にやや弱いという欠点がある。一方で、近所や隣県のオクラ農家を見渡すと、ほとんどが「伊賀流」で栽培している。

そこで今年は、畑の半分を「伊賀流」、もう半分を「甲賀流」にして、実際にどちらが自分の畑に合っているのか比較してみることにした。

どんな結果になるのか、今からとても楽しみである。


一方で、今日は少し寂しい収穫もあった。

収穫まであと一か月ほど残っていたコシヒカリを、あえて刈り倒すことにした。

いわゆる「青刈り」である。

穂が実り始めたコシヒカリを刈り取り、そのまま秋ブロッコリーのための緑肥として畑にすき込む。

米農家としては、とても心が痛む作業だ。

しかし今年は、米の需給バランスやブロッコリーの相場を考えると、コシヒカリを最後まで育てるよりも、この時点で緑肥として利用したほうが、経営面では有利になる可能性が高いと判断した。

農業は自然を相手にする仕事であると同時に、事業でもある。

だからこそ、収穫の喜びだけでなく、ときには利益や将来の経営を考えた苦しい決断もしなければならない。

ここまで大切に育ててきたコシヒカリを刈るのは名残惜しい。それでも、その作物を最後まで責任を持って世話し、次の作物へとつないでいくことも、農家の大切な仕事なのだと思う。


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使用AI: ChatGPT
(註釈)
コメ農家としては、稲をまだ収穫期でもないのに刈り倒すのは辛いです。
しかし、消費者の皆さんに高いコメに対してNoを突き付けられている現在、これがいちばんよい選択なのだと思います。

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