5月18日 晴れ
今日は、面倒だった事務仕事がようやく一段落した。
数字や書類ばかりを追いかける時間が続いていたので、気分転換も兼ねて、農作業の合間の小さな楽しみを一つ行った。
木イチゴの収穫だ。
数年前から、うちの敷地の端に自然に生えている木イチゴがある。
最初は控えめな茂みだったが、今年はついに2メートルを超える高さにまで成長した。枝は四方へ勢いよく伸び、初夏の光の中で赤い実をあちこちに散りばめている。
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完熟した木イチゴは、見ているだけでも美味しそうだ。
しかし、この実を守るように枝には鋭いとげが並んでいる。少し油断して腕を突っ込めば、すぐに「自然は甘くない」と教えられる。
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そこで、とげに気をつけながら、赤く熟した実だけを一粒ずつ摘み取っていく。
指先に伝わる柔らかな感触と、ほんのり漂う甘い香りが心地よい。夢中になって摘んでいると、いつの間にかカップの底に赤い実が増えていった。
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収穫した木イチゴは、後でジャムにする予定だ。
木イチゴ特有の甘酸っぱさに加えて、華やかな香りと、種のぷちぷちした食感が残る、とても好きな味になる。
普段の私は完全な「ご飯派」なのだが、この木イチゴジャムがある間だけは話が別だ。
焼きたてのパンにたっぷり塗って食べる朝食を、毎年ひそかに楽しみにしている。

