2016年12月22日

土佐町アイデアソン その2

さて、参加させて頂いたアイデアソン第一回目のテーマは、土佐町の課題を見つけることでした。

私は土佐町の中心部に来たのは初めてなので、何もわかりません。
なので、町民の方にひたすら質問して、情報を得ることから始めました。

質問してみると、やはり、課題の多くが愛南町と共通していることがわかりました。
人口減少、産業の衰退など、いわゆる過疎地域の共通課題です。

それならば、と、その共通課題を土佐町の課題として、解決策と併せて書き出しました。

その結果、私の抽出した課題の一つが、参加者の中で最多の支持を得ることができ、それを発表させて頂くこともできました。

今回、最も印象に残ったのは、その後の須藤先生のコメントでした。
「本当は、こういう課題は、一度、バッサリ捨てます。」

考えてみれば、皆さんがすぐに感じ、共感できる課題は、逆に言えばありきたりの回答でしか、ありません。

ましてや、私が発表したのは、過疎と言われる地域の共通課題であり、土佐町固有の課題ですら、ありません。

本当の土佐町の課題は、その先にあるのです。

アイデアソンの奥深さを実感した、土佐町アイデアソンでした。

なお、アイデアソンの手法や実例については、こちらの書籍で。

アイデアソン!: アイデアを実現する最強の方法 (一般書)
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2016年12月21日

土佐町アイデアソン その1





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(写真は、土佐町の、道の駅 土佐さめうら)

昨日は、高知県土佐町でのアイデアソンに参加させて頂きました。

愛媛くんだりから何故?という理由はいくつかあります。

まず、四国の中山間地である土佐町の課題は、同じく中山間地の愛南町と共通しているのではないか、と思いました。

次に、全く初めての土地であるからこそ、土佐町の課題をゼロベースで考えることができるのではないかと考えました。
アイデアソンは様々な方の考えを集めて問題解決をする為の手段です。
それなら、縁もゆかりもない人間、という立場もアイデアの要素としてマイナスにはならないと考えました。

それから、私自身や周囲の問題解決のため、アイデアソンの手法を使いこなしたいとも思いました。
その為には、良いアイデアソンを経験して、場数を踏むのが良いと思いました。
土佐町アイデアソンには、著書「アイデアソン」の著者である須藤先生も参加されています。
愛媛の端にいると、アイデアソンを経験する機会は、まずありません。
このような貴重な機会のためなら、県境だって越えますよ。

最後に、土佐町に物凄く興味を惹かれました。
土佐町には、本当に優秀な方が、何人も移住してきているそうなのです。
そんな町がどういう所なのか、大変、興味がありました。


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2016年12月17日

半農半Xに騙されるな

最近、半農半Xというライフスタイルが「新たな」モノとして、静かに流行しているようです。

例えば、人口減に悩む島根県では、県を挙げて応援しています。

島根県は半農半Xを応援します

http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/norin/nougyo/ninaite/shinkishuno/hannohanx/


確かに、国家レベルでも農業の担い手が必要だとして、新規就農を支援しています。


農業を始めたい皆さんを応援します!

http://www.maff.go.jp/j/new_farmer/index.html


でも、これは規模拡大を目指す専業農家にとって、重大な障害となります。


新規就農者と既存専業農家で、優良農地の奪い合いが起き、農業経営体の規模拡大を妨げるからです。


そもそも、半農半Xって、要は「兼業農家」ですよね。

Xと云えばカッコいいとでも思っているのでしょうか。


島根県さんには悪いですが、要するに

「島根県には、専業農家で経営が成り立つほどの土地も、専業で生活できるだけの他の仕事もありませんが、移住して下さい」

と言っているようにしか、私には思えません。


そんな我儘、通じませんよ!



あまり島根県を攻撃してばかりだと悪いので、フォローを。


島根県には、rubyで有名なまつもとゆきひろさんがいらっしゃいますし、鷹の爪団の蛙男さんも島根県出身です。


現在のインターネット環境ですと、東京とのタイムラグなく地方でIT系の仕事をすることは、十分、可能です。


二人も有名人を輩出した島根県です。

きっと、隠れた人材は、もっと沢山いるはずなのです。


さらに、出雲大社や宍道湖といった環境は、ITで疲れた技術者には最高の癒しとなることでしょう。


島根県で、IT起業支援、企業誘致はいかがでしょう?


将来性を考えても、島根県にはこちらの方が断然良いと、個人的には思います。



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