7月30日(木) 晴れ 猛暑
今日はオクラ畑で農薬(殺虫剤)の散布を行った。
ここ数日、収穫したオクラに虫食いが目立つようになってきた。原因はガの幼虫だ。見つけた幼虫はその場で取り除いているが、それだけでは被害を抑えきれない。品質の良いオクラを安定して出荷するため、安全に十分配慮したうえで殺虫剤を使用することにした。
農薬は決められた用法・用量を守ることが何よりも大切だ。さらに、散布してから収穫までには、定められた期間を必ず空けなければならない。
毎日収穫するオクラでは、この収穫待機期間の管理は少々手間がかかる。しかし、消費者の皆さんに安心して食べていただくためには、絶対に妥協できないルールである。
オクラは収穫が二日も遅れると、あっという間に大きくなりすぎて商品価値が下がってしまう。そのため当農園では畑を二つの区画に分け、片方ずつ交互に農薬を散布することで、収穫できない期間をできるだけ短くしている。
今回使用したのは「プレオ」という殺虫剤だ。
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ガの仲間(鱗翅目)の幼虫には高い効果を発揮する一方で、クモなどの益虫への影響は比較的少ない。必要な害虫だけを抑え、畑の生態系への負担をできるだけ小さくすることを考えて選んでいる。
散布作業をしている最中、ふとエジプト王となったプトレマイオスのことを思い出した。
「プレオを撒いている」から「プレオマトス」、そして「プトレマイオス」へ――そんな、どうでもいいような連想ゲームである。
今日も気温は体温を超える危険な暑さだった。炎天下での農薬散布は、暑さにも薬剤にも注意を払わなければならない。アレクサンドロス大王に忠実に仕え、その慎重さで知られたプトレマイオス王にならい、私も一つ一つの作業を確認しながら、安全第一で一日を終えた。

